金融庁より公表された「顧客本位の業務運営に関する原則」を受け、私たちが大切に思う価値と同じ価値観をもつものであると確信し、当該7原則をすべて採択いたしました。それらをお客さまに広く確約するため、お客さま本位の業務運営に関する宣言を 2017年6月27日付で公表します。

お客さま本位の業務運営に関する宣言

顧客の最善の利益の追求

  • 私たちは、高い志、高度な専門性、妥協のない誠実さとそれを支える健全な心身を保ち、お客さまの最善の利益を求めます。
  • ヴィンセント・ヴァン・ゴッホの弟、テオドール・ヴァン・ゴッホ (愛称: THEO)が、兄ヴィンセントを、経済的に支え、励まし続けることで、彼の創作活動を支え続けたように、私たちは「お金」を通じて、お客さま一人ひとりが自分らしく生きる支えとなります。
  • 卓越したテクノロジー、高度な金融工学、妥協のない誠実さ、お客さま本位の視座と行動、これらが生み出す良質なプロダクトとサービスにより、お客さまの最善の利益をもたらすこと、そして、お客さまからの信頼を得ること、これこそが私たちが持続的な成長を実現するための必要条件であると理解し、行動します。そして、これらを磨き続け、高め続けることによって、人生100年時代を生きるお客さまに貢献しうる存在となります。
  • 私たちがこの社会において果たすべきミッションは、人とお金の新しい関係を創ること、と定めます。お客さまが、人生において主役となり、お金を自分や周りの人や社会、世界のために上手に活かしていくこと、そのような関係を私たちは作っていきます。

利益相反の発生しない仕組みの追求

  • 利益相反、つまり、私たちが収益を得るために、お客さまが不利益を被る、そのようなサービスの構造とならないよう、その可能性について適切に把握し、お客さまへの悪影響を排除します。
  • 私たちが資産運用における投資対象とするのは、グローバル分散投資において最も効率的、効果的、公正であるものだけです。現時点で、その答えはETF(上場投資信託)であると判断しており、世界中のETFからお客さまに最善のものを選び、ポートフォリオに組み込みます。ETFを選ぶ基準は、資産規模の大きさ、流動性の高さ、経費率の低さ、運用期間の長さ、です。そして、ポートフォリオの目的にそった優先基準により選定したETFを組み込みます。利益相反となるような基準は一切含みません。
  • お客さまの資産を運用するにあたって、取引の回数を増やすことによって、私たちが収益を得る仕組みにはいたしません。私たちにはお客さまに不必要な取引を行うというインセンティブは働きません。

手数料・報酬を明確に

  • サービスの対価としてお客さまが支払う手数料・報酬は、お客さまが理解し、納得できるものである必要があるという認識のもと、手数料・報酬体系を、簡素化し、どのようなサービスの対価であるかの情報を、わかりやすく、適切に提供します。
  • 提供するサービスの内容やお客さまの資産規模等に応じた公平かつ合理的な手数料・報酬体系を適用します。それらを、常にオープンにすることで、お客さまが最善の選択をできるようにします。

大切なことをわかりやすく

  • サービスにおけるコスト、リスク、リターン、提案の根拠、取引条件、比較情報、等、サービスを利用する際に重要となる情報を、お客さまにわかりやすく伝える工夫を、十分にいたします。
  • 高度な金融工学に基づくロボアドバイザーの仕組みをできる限りオープンにしていきます。その提供する価値を、わかりやすく説明します。
  • いつでも情報を確認いただけるウェブサイトだけでなく、カスタマーサポートの窓口を設置し、お客さまの「わからない」に、出来るかぎり迅速に、便利に、わかりやすくお応えする体制をつくります。

お客さまにふさわしいサービスを

  • 私たちは、お客さまを知り、理解する努力を継続します。お客さまのニーズを、状況を、経験を、想いを理解し、よりふさわしいサービス作りを行います。
  • お客さまが、人生において、お金とよりよい関係を築くことで、一人ひとりが自分らしく生きてけるよう、価値のある情報や考え方を積極的に共有していきます。

この宣言を遵守するための体制

  • 私たちは、大切に思う価値の筆頭として “Users First” を掲げます。揺るぎないお客さま本位を、企業の根幹と位置付けます。
  • 従業員が、高い志、高度な専門性、健全な心身を保つ仕組みを維持するため、お客さま本位を軸としたガバナンス体制を構築し維持します。